歩いてみると2013.02.01 05:59 いま、ぼくは小豆島に来ている。大型フェリーの乗客は数名だった。島八十八ケ所を歩いて、尾崎放哉(おざき・ほうさい)という俳人の本を書くつもりだ。 遍路姿にリュックを背負って歩く。たった一人で、海沿いの道を強風に吹かれて歩いた。だれとも会わない山路で、息を切らせて幾度となく立ちどま...