グローバルな感覚って??

5月29日の人類学カフェでは、いろんな国の「イメージ」の話になりました。たとえば、南太平洋の島国には、木々に色とりどりの果物がなり、お腹が減ったらもいで食べ、のんびりと昼寝をしている。そんなのどかなイメージがあります。でも、現実には現金収入を得るために、身を削って過労死する人もいたり。イメージの向こう側には、当然ですが、様々な人が暮らしています。

見知らぬ外国にぼくたちは「イメージ」を持たざるを得ません。イメージを越えるにはその国を訪れ、住んでいる人たちに接するのが一番なのかもしれません。ですが、日本にいながらイメージの越え方を学ぶことはできます。それはまったく知らない誰かと知り合いになることです。派手な服装をしている人が意外にまじめだったり。強面な人が実は気が弱かったり。第一印象は容易に裏切られます。そのズレを意識することが「国際感覚」へとつながっていると思うのです。

豊平豪 2015年6月

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