7月24日の「とつとつダンスワークショップ」の一場面です。
ひとりは床に仰向けに寝ます。もうひとりは、寝ている人の頭側に紙と鉛筆を持ってすわります。横になっている人は気分を楽にして、五十音のうちどれか一つの音が思い浮かべます。そして、意味にこだわらず、自由に次々とつぶやくのです。「き、ろ、め、さ・・・」といった具合です。すわって聞く人は全部メモします。
次にメモをとった人が、文字にメロディーをのせて歌ってみます。おしゃれなスキャットにする人もいます。作詞はつぶやいた人、作曲は聴いた人です。
仕上げは、作曲者の歌に合わせて作詞者がダンスをします。ただし、三つの動きを組み合わせるという制限があります。足首を手でつかむとか、両足の裏を合わせるとか、ふだんはしない動作です。練習なしの本番ダンス、どのダンスも歌にマッチして個性的な共同作品になりました。「おたがいさま」のダンスと名付けましょう。
西川勝 2012年8月
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