とつとつダンスワークショップで、動かずに自分の身体からエネルギーを出してモノを動かそうというレッスンをしました。目標物は、前にあるホワイトボードからはじまって、頭上の天井、背後にあるモノへと変化します。一瞬きょとんとしながらも、みんなまじめにやってみました。あまりに不思議なことだと逆らえないって、『星の王子さま』でヒツジの絵を描いたパイロットが言ってましたね。
さて、ワーク後の話し合いで面白いことが見つかりました。自分の身体からエネルギーを出そうとがんばるとき、その方向によって難しさが違うのです。実際にモノが動かないのは同じですが、想像の力を出すには前方が一番やりやすく、頭上や背後にはたとえ想像でも難しいということがわかったのです。
ダンスは身体だけで踊るのではなく、想像の力も必要です。想像力を自在に伸び広げるためには、やっぱりレッスンが大切なんですね
西川勝 2014年5月
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