ダンスをつくる

「とつとつダンスワークショップ」では、ダンスの練習をしません。ダンスの技術的なことに気を使う必要はありません。誰かの真似をするのではなく、自分のダンスを見つけることを大切にしています。

 5月は、「さあ、この部屋で目に入るモノをなぞってダンスしましょう」という砂連尾さんのことばから創作ダンスにチャレンジしました。ふつう、あるイメージを具体的な体の動きにすることが創作ダンスだと考えられています。しかし、こころに抱くイメージは内面にうずくまっているのではなく、つねに外部の世界とつながっているのです。多様なモノの中から何を選択するか、もし同じモノを見たとしても着目するところは人によって違います。表現方法も見たモノの形を表すのか、その動きを真似るのか、それに自分が関わるときの動きをするのか、様々です。自由な表現を互いに披露することで、自分だけでは知り得なかった世界の秘密にふれることができました。

西川勝 2016年6月

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