舞鶴で楽器を作った

 ぐれいす村で行われている「シリーズとつとつ」では、いろんな人と出会ってきました。特別養護老人ホームとは無縁に思える人たちが、ぐれいす村の文化に惹かれて集まってくるからです。社会から切り離されがちな高齢者施設には珍しい現象です。

 まない商店街の近くに「いさざ会館」という場所ができました。ぐれいす村で知り合った浦岡さんという美術の先生が運営しています。とても面白い活動をされています。8月2日は「カホン」という箱みたいな椅子みたいな打楽器を作るワークショップがあったので、大阪から参加しました。楽器を作るなんて生まれて初めての体験です。浦岡さんは「絵が苦手な人でも美術を楽しめるように活動をひろげています」と話していました。

 ぐれいす村がその専門である介護だけではなく、暮らしを豊かにする文化活動に熱心なことが思い出されました。お年寄りを喜ばすというより、一緒に楽しんでいくことが大切ですね。

西川勝 2015年8月

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